皮膚のトラブルは、見た目だけでは原因を特定しにくいケースが少なくありません。かゆみ・赤み・湿疹・できものなど、同じような症状であっても、その背景にある原因はさまざまです。視診・問診に加えて、必要に応じた各種検査を行うことで、症状の原因を正確に把握する必要があります。
当院で行う検査と治療について
当院で行う検査と治療について

皮膚のトラブルは、見た目だけでは原因を特定しにくいケースが少なくありません。かゆみ・赤み・湿疹・できものなど、同じような症状であっても、その背景にある原因はさまざまです。視診・問診に加えて、必要に応じた各種検査を行うことで、症状の原因を正確に把握する必要があります。
足や爪の水虫(白癬)など真菌による症状の疑いがある場合、皮膚や爪の一部をこすって採取し、顕微鏡で確認する真菌検査を行います。見た目だけでは湿疹や乾燥と区別がつきにくいケースもあるため、正確な診断のために重要な検査です。採取はごく少量で、痛みもほとんどありません。適切な治療のためには、原因菌の有無を確認することが大切ですが、爪水虫の診断は1回の検査では難しいこともあります。以下にあてはまる場合は水虫である可能性があります。
皮膚炎やじんましんの原因がアレルギーであることは実は多くありません。問診上、アレルギーが強く疑われる場合にアレルギー検査を行っています。
血液検査では、IgE抗体の総量や特定のアレルゲン(ハウスダスト・花粉・食物など)に対する反応を調べることができます。アトピー性皮膚炎やじんましん、季節性の皮膚症状がある方の悪化因子の究明に役立ちます。
ダーモスコピーとは、皮膚の表面を特殊な光と拡大レンズで詳細に観察する検査です。通常の視診では確認しにくい皮疹の構造や血管のパターン、色素の分布などを確認することができます。主にほくろ・色素斑・できものなどが良性か悪性かを判断する際に使用し、皮膚がんの早期発見にも役立ちます。痛みや身体への負担はなく、短時間で実施できる検査です。
以下のような症状がある方は、お早めにご相談ください。
当院では、粉瘤(ふんりゅう)や脂肪腫などの皮膚・皮下腫瘍(皮膚のできもの)をより正確に、安全に診断するため、GE HealthCare社のポータブルエコー(超音波診断装置)を導入しています。
エコー検査は、皮膚の表面から超音波をあてることで、切開することなく「できもの」の大きさや深さ、腫瘍内の性状、周囲の血管との位置関係をリアルタイムで確認できる検査です。
痛みのない検査です
皮膚にゼリーを塗って機械をあてるだけですので、痛みは一切ありません。小さなお子さまからご高齢の方、妊娠中の方でも受けていただける、身体に優しい検査です。
その場で腫瘍の性状がわかります
検査中の画像はすぐに確認できるため、特徴的な所見であれば診断が可能です。診断が困難なものでも今後の治療方針(組織検査や手術の必要性など)の決定に役立ちます。
移動の手間がありません
コンパクトなポータブルタイプのため、診察室でお座りのままスムーズに検査へ移行できます。
「気になるしこりがある」「手術が必要か不安」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
正確な診断のために、皮膚の組織検査が必要な場合に行います。腫瘍(できもの)の診断だけでなく、原因が分からない皮膚疾患の病態を詳しく調べるために行うこともあります。
病変のある部位に局所麻酔を行い、皮膚の一部(3~4ミリ程度)を採取します。採取した後のきずは、サイズや部位に応じて軟膏処置のみで治すか、もしくは糸で縫合します。
当院では、診察時にその場で帯状疱疹のウイルスがいるかを判定できる「迅速抗原検査キット」を導入しています。すでに皮膚に「水ぶくれ(水疱)」や「ただれ」の症状が出ている方が対象です。痛みの症状だけで、まだ発疹(ブツブツ)が出ていない段階では検査ができません。
その場で結果がわかる
検査後、約5〜10分で結果が出ます。
初期の診断に役立つ
見た目だけでは他の皮膚疾患と区別がつきにくい場合でも、的確な診断が可能です。
すぐに治療を始められる
帯状疱疹は発症後なるべく早めの抗ウイルス薬の服用開始が効果的です。その日のうちに判定し、すぐにお薬を処方できます。
水疱(水ぶくれ)を破って、綿棒で優しくこすって液を採取するだけの痛みの少ない検査です。
費用:健康保険が適用されます(検査費用以外に診察料・処方箋料などがかかります)。
帯状疱疹は、早く治療を始めるほど症状が軽く済み、神経痛などの後遺症のリスクを減らすことができます。「帯状疱疹かな?」と思ったら、我慢せずにお早めに当院へご相談ください。
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬(かんせん)、乾燥肌など
症状や部位に合わせて、最も効果的な塗り薬(ステロイドや保湿剤など)を選定します。ただ塗るだけでなく、ご自宅でも正しく効果を出せるよう、「塗る量」や「塗り方のコツ」を分かりやすくご説明・指導いたします。
すり傷、切り傷、靴擦れなどに対して、きずをきれいに洗浄し、軟膏処置を行います。
やけどを受傷した際は患部の冷却を行い、洗浄します。水ぶくれ(水疱)となっている場合は必要に応じて水ぶくれ内の液体を排出しますが、しばらくそのままにしておくこともあります。やけどの状態にあわせて適切な軟膏で治療を行います。
紫外線療法とは、特定の波長を持つ紫外線を皮膚の病変部に照射し、過剰な免疫反応や炎症を抑えたりする治療法です。 当院では、難治性の皮膚疾患に対して優れた効果が期待できる、ターゲット型エキシマライト紫外線治療器「エキシプレックス308(exciplex 308)」を導入しております。 従来の紫外線療法に比べ、より安全かつ効果的に病変部だけを治療することが可能です。これまでの塗り薬や飲み薬だけでは十分な効果が得られなかった方もお気軽にご相談ください。 エキシプレックス308は、308nm(ナノメートル)という皮膚治療に最も有効な波長の紫外線をピンポイントで照射する高出力の治療機器です。
病変部だけに限定して照射できるアタッチメントを使用するため、周囲の正常な皮膚に不必要な紫外線を当てず、健常皮膚への負担を最小限に抑えられます。
従来の紫外線治療器(ナローバンドUVBなど)に比べて高出力であるため、1箇所あたりの照射時間が短く、より早い段階で治療効果を実感しやすいのが特徴です。
照射時に痛みや熱さを感じることはほとんどありません。
※その他、菌状息肉症、類乾癬、慢性苔癬状粃糠疹、皮膚悪性リンパ腫も保険適用となります。
診察
医師が皮膚の状態を診察し、エキシプレックス治療の適応があるかを判断します。
照射
病変部の大きさに合わせてアタッチメントを選び、数秒〜数十秒程度、紫外線を照射します(痛みはありません)。
経過観察
次回の診察時に効果や皮膚の反応(赤みなど)を確認し、適切な照射量を調整していきます。
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