皮膚科は、皮膚や爪、髪の毛に関するあらゆる症状やトラブルを診療する診療科です。皮膚の病気には短期間で治るものもあれば、完治が難しく、慢性的に経過するものもあります。日常生活への影響が少なくなるよう、治療を継続することが大切です。皮膚の症状は日によって、あるいは経時的に変化するため、1回の診察では診断がつかないこともよくあります。当院では、経過をみながら慎重に診断・治療を進めてまいります。
皮膚の病気について
皮膚の病気について

皮膚科は、皮膚や爪、髪の毛に関するあらゆる症状やトラブルを診療する診療科です。皮膚の病気には短期間で治るものもあれば、完治が難しく、慢性的に経過するものもあります。日常生活への影響が少なくなるよう、治療を継続することが大切です。皮膚の症状は日によって、あるいは経時的に変化するため、1回の診察では診断がつかないこともよくあります。当院では、経過をみながら慎重に診断・治療を進めてまいります。
皮膚科を受診される理由として、最も多い症状の一つです。アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性(しろうせい)皮膚炎、手湿疹など、様々なタイプがありますが、原因が特定できないことも多々あります。
これらの症状がある場合は、早めにご相談ください。湿疹は放置すると慢性化し、治療期間が長くなることがあります。
治療はステロイドの塗り薬(軟膏など)が主体となります。「ステロイド」と聞くと恐ろしいイメージを持つ方もおられるかもしれませんが、医師の指示通り適切に使用すれば、副作用の心配はほとんどありません。症状や使用する部位(顔、体など)によって、最適な強さのお薬を調整して処方いたします。また、かゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬の内服を併用することもあります。
かゆみを伴う赤い斑点や、皮膚が蚊に刺されたように盛り上がる「膨疹(ぼうしん)」がいろいろな部位に生じ、時間が経つと跡形もなく消え、別の部位にまた新しい発疹を生じるのが特徴です。診察時に発疹が消えてしまっていても、お話を聞くだけで診断が可能です(スマートフォンなどで症状が出ているときの写真を撮ってきていただくと、より確実です)。
じんましんの多くは「特発性(原因の特定が困難なもの)」です。何らかのアレルギーを思い浮かべるかもしれませんが、実はアレルギーが関係しているじんましんは多くありません。そのため、明らかに疑われる要因がない場合に、やみくもにアレルギー検査をすることはお勧めしません。
じんましんの治療は抗ヒスタミン薬の内服が中心であり、塗り薬はあまり効果がありません。
思春期に多く見られますが、近年は大人ニキビに悩む方も増えています。炎症を起こした赤いニキビや黄色いニキビは、治った後にニキビ跡(凹凸や赤み)として残ってしまうことがあるため、炎症が起きる前の「白ニキビ・黒ニキビ」の段階で毛穴の詰まりを改善する治療を始めることが極めて重要です。
現在主流となっている毛穴の詰まりを改善する外用薬は、使い始めに赤み、皮膚の剥け、乾燥、ヒリヒリ感などの刺激症状が出ることがあります。ひどい時にはかぶれたようにまぶたや顔が腫れることもありますので注意が必要です。
皮膚感染症には細菌、ウイルス、真菌(カビ)によるものがあり、原因となる病原体に応じた適切な治療薬(抗生剤や抗ウイルス薬など)を選択することが重要です。
抗菌薬での治療や外科的な排膿などを行います。とびひや傷の感染などでは、シャワーなどで皮膚を清潔に洗浄することも大切です。重症の蜂窩織炎の場合は、入院治療が必要となることがあります。
ヘルペスや帯状疱疹では、早期に抗ウイルス薬による治療を行います。帯状疱疹には発症や重症化を防ぐワクチンがありますので、お気軽にご相談ください。
イボ(疣贅)の治療は液体窒素での冷凍凝固療法が中心であり、漢方薬(ヨクイニン)を併用することもあります。イボの治療は長期間にわたることが多く、再発もしばしば見られます。水いぼは自然に治ることもありますが、治療(摘除)を希望される場合は、痛みを和らげる麻酔テープを貼った後に専用のピンセットで摘除します。
皮膚や爪のガサガサした部分を採取し、その場で顕微鏡検査を行って診断します。抗真菌外用薬(塗り薬)を中心とした治療を行います。爪水虫は難治であることが多く、内服薬(飲み薬)を使用することもありますが、定期的な血液検査で肝臓などへの負担がないことを確認しながら安全に治療を行います。
皮膚にできた深いキズ(欠損)を皮膚潰瘍といいます。原因は外傷、やけど、血行不良(下肢静脈瘤や動脈硬化など)、感染症、あるいは寝たきりによる「床ずれ(褥瘡)」などが挙げられます。原因を特定するために採血や皮膚生検(一部の皮膚を切除して顕微鏡で検査する)を行うこともあります。
感染を起こしているか、壊死組織(死んだ組織)があるか、浸出液(汁)が多いかなどによって処置方法(ドレッシング材や軟膏の選択)が変わってきます。明らかな感染がない場合は、消毒は必要ないことが多く、水道水による丁寧な洗浄が最も大切です。
やけどで重要な点は、「原因」「範囲」「深さ」です。広範囲のやけどは重症となり生命にかかわることもあるため、迅速な救急対応が必要です。
日常でみられる多くのやけどは局所的なもの(小範囲)ですので、その「深さ」が問題となります。やけどの深さは1度から3度まで分類されます。
| 1度 | 皮膚の浅い部分の損傷で、皮膚が赤くなりヒリヒリ痛む状態です。 |
|---|---|
| 2度 | 皮膚のやや深部(真皮)までの損傷で、多くの場合、水疱(水ぶくれ)が生じます。2度は浅め(浅達性)か深め(深達性)かで経過が大きく変わります。深達性であれば、治ったあとに跡(瘢痕)が残る可能性や、手術が必要になることもあります。 |
| 3度 | 皮膚の全層が損傷し、神経まで傷むため逆に痛みを強く感じないことが特徴です。治癒には長期間かかり、手術が必要になることが多いです。 |
受傷してから数日経過しないと正確な深さの判定ができないことや、水疱が破れてみないと判定が難しいことがあります。また、ご自身で水ぶくれを破ると感染の原因になりますので、破らずにご受診ください。初期治療としては、ワセリンなどの軟膏処置を行います。
その他にも、乾癬(かんせん)、円形脱毛症、皮膚腫瘍(皮膚腫瘍・日帰り手術のページ参照)、虫刺され、爪のトラブル(巻き爪など)、多汗症など、様々な皮膚トラブルに対応しております。お気軽にご相談ください。
TOP